アンテナ工事のマツザワ電気の松澤です!
今回は横浜市緑区白山(出張無料エリア)の
2階戸建てにお住まいの方からのご依頼。
家じゅうのテレビの地デジが見れず
「E202アンテナを確認して下さい」の画面表示が出るため、
アンテナ修理をしてくれる業者をお探しだったようです。
BSもアンテナ設置でご覧になっていて、
そちらは全てのテレビで問題なく見れているとのこと。
数ある業者の中からお選びいただき誠に
ありがとうございます!
UHF(地デジ)アンテナからBSと混合する部品までの間に問題がありそう
こちらのお宅の場合、地デジアンテナは2階屋根上、
BSアンテナはベランダに設置されていてベランダの壁に
ついている写真の黄色いBOX内で混合して、
各部屋に分配されています。
BSは問題なく、
地デジのみ全てのチャンネルが電波なしの症状ですので、
屋根上の地デジアンテナからこのBOX内の混合される
部品までに問題がありそうです。
とりあえず、地デジBS混合器を点検してみます。
混合器
向かって一番左に接続されているUHF(地デジ)配線を外して見てみます。
UHFケーブル先端
同軸ピンが折れてないです。中も黒くなっています。
正常なケーブル先端部分
ちなみに後の写真が正常なケーブル先端になります。
見比べると違いが分かりやすいかと思います。
ちなみに折れたピンの部分は混合器の接続部分に
刺さったままの状態で、接続部分もショートしたような感じになっていました。
ただ、この黒くなる現象は水がしみ込んだりした時によく見る症状です。
そして、このBOXは防雨用でしっかり取り付けられていて(しかも軒下)、他のケーブル・部品は問題ないです。
どうしてこうなってしまったか・・・
この故障したケーブルを先端から追って点検してみます。
劣化して被膜が剥がれたケーブル
屋根上のケーブルが劣化して被膜があちらこちら剥がれています。
あまり耐候性には優れていないタイプのケーブルが
屋根上にペッタリと這わされた配線の仕方
(転がし配線とか言ったりします)でした。
屋根の熱や冷えが直接伝わるので、
年数がたつと耐候性の弱いケーブルは被膜が剥がれる場合があります。
屋根の方角や勾配・家の立地条件などでも違います。
手に持った感触もパリパリとした感じになってしまっています。
ここから水が浸入してきたのでしょう。
BSアンテナはベランダ手すりに設置されていて配線は、手すり下から軒下に配線されていたので大丈夫だったのでしょう。
お客様とご相談の上、混合器交換とケーブル引き直しをすることになりました。
ケーブルを前よりも耐候性の強いものに新しく引き直して、
BSとの混合器も交換して修理完了。
家のすべてのテレビ(地デジ)が、
元通りに映るようになったのをご確認いただき終了となりました。
ご利用ありがとうございました。
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